fukushima file – はじまりアーカイブス – 福島県内で、なんだかきになる表現をしている障がいのある方や、その方たちがしている表現や作品を記録・保存し、公開しているデジタルアーカイブサイト

大関 小夜子


OHZEKI Sayoko

1955年生まれ / 2018年没会津若松市在住

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いわき市内の病院で絵を描き始める。1998年から、アガッセで過ごしはじめる。部屋にビニールを敷いて、スモックを着て制作するのが彼女の制作スタイル。紙を床に置いて、絵の具を擦り付けるように絵を描く。2010年ごろまで制作を行なっていた。絵の制作以外にもパソコンを使って詩をつくることもしていた。

主に制作されていたモチーフは何ですか?

バラ、ドレス、踊り子、サンタさん、海、山などですね。山は、磐梯山だそうです。海はいわきの海。「ふるさとの会津に戻りたい」という思いがいわきにいた頃からあったそうで、「大好きな山」というタイトルでよくふるさとの山である磐梯山を描いていました。 ドレスの絵は、最初に見たときはこんな絵も描いていたんだと驚きましたが、1回ステージに上がる機会があったそうで、そのときに着たのかもしれません(スタッフ)

制作のエピソードを教えてください。

小夜子さんは、自分の自由になる時間があったので、ほぼ毎日筆を持っていました。小夜子さんにとって絵を描くことは生活の一部でしたね。絵の先生も探しましたが、車イスで入れるところがなくて見つかりませんでした。ぼかし方やかすれ、重ね方で遠近感をだしていて、試行錯誤が見えます。もしかしたら、いわきにいた頃に誰かに手法を教えてもらったのかもしれません。とても描くことが好きなようでしたので、晩年、絵が描けなくなったときはとても切なかったです。(スタッフ)

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