fukushima file – はじまりアーカイブス – 福島県内で、なんだかきになる表現をしている障がいのある方や、その方たちがしている表現や作品を記録・保存し、公開しているデジタルアーカイブサイト

作品をめぐるQ&A

はじまりの美術館では、福島県内在住の障がいのある方の表現を調査し、記録、保存、整理し、「はじまりアーカイブス fukushima file」として公開しています。この、記録や整理、保存、公開する一連のことを「アーカイブ」と言います。

普段、障がいのある方の創作活動に関わるみなさんや、ご家族のみなさん、日々生まれる表現や作品を「どうしよう」「なんとかしたい」と思ったことはないでしょうか。このページでは、そんな表現や作品のアーカイブに関するヒントをQ&A形式で紹介していきます。

  • 「アーカイブ」ってなんですか?

    「アーカイブ」とは、大切な記録を保存・整理・活用し、未来に伝達することです。様々な施設や団体、活動などでアーカイブが行われています。

  • 子どもの作品がどんどんできるから、絵の部分だけ切ってノートにのりで貼っているのですが、それでも大丈夫でしょうか?

    絵を切ってのりで貼ると、何年かするとのりが剥がれてしまったり、作品自体が劣化したりしてしまう恐れがあります。また、絵を切るともともとの作品の余白の面白さやバランスの面白さなどが損なわれてしまうことがあります。

    なるべく切ったり貼ったりせずに、クリアフォルダーに入れたり、箱の中に重ねて保管するとよいです。また、お気に入りの作品は額縁に入れて飾ったり保管したりするのも良いと思います。

  • 利用者の方の作品を画鋲で貼っているのだけど、作品に穴が開いてしまいます。額縁に入れる以外で、他に何か簡単に展示できる方法はないですか?

    額縁に入れる以外で、比較的簡単に作品を展示できる方法を2つご紹介します。

    1. 壁に画鋲をさして、その上からマグネットで作品を固定する。 最近では100円均一ショップでも、小さな強力マグネットが販売していることもあります。(磁石の誤飲などにはご注意ください。)
    2. 壁に釘やプッシュピンをさして、作品にダブルクリップを挟んだものを引っ掛けて展示する。
  • 作品をTシャツにしたいです!

    パソコンやスマートフォンを使って、インターネット上で簡単にTシャツなどのグッズを作るサイトがあります。サイトによっては専用のソフトでデータを作って入稿する必要がありますが、特別なソフトは不要というサイトもあります。

    また、インターネットを使わない方法では、アイロン転写シートに作品を印刷してTシャツをつくることもできます。

  • 事業所内の活動で、いつ誰が描いた作品かわからなくなってしまいます。なにか方法はないでしょうか。

    なるべく、作品ができたその場で「作品の情報を書く」とよいと思います。紙などに描かれた作品の場合、裏面に「作者の名前」と「制作した年や日付」を鉛筆で書き、さらに可能な場合は「タイトル」または「何を描いたか」ということも残すとよいと思います。(紙の作品の場合、ペンなどで書くと裏写りするため、鉛筆が望ましいです。)

    できた作品は、可能な範囲で作者ごとやサイズごとに箱やファイルなどに入れて保管すると管理がスムーズになります。

  • 作品を発表したい!

    作品を発表するには、いくつかの方法がありますが、目的によって発表の方法を考えると良いと思います。

    例えば、「展覧会」や「個展」をしたい場合は、ギャラリーや展示会場などのスペースを借りたり、事業所の一部を使って小さな展覧会をつくることもできると思います。

    また、外部の方に作品を見て欲しい場合は、「公募展」や「作品展」に作品を応募することもよいでしょう。公募展によって目的や条件が異なりますのでそれぞれの募集要項をしっかり読みましょう。

    実物でなくとも多くの方にスマートフォンやパソコンを通して見て欲しい場合は、Instagram、FacebookなどのSNSで作品を更新したり、HPやブログを開設することもよいでしょう。作品を発表する場合は、必ずご本人または保護者の方などの承諾をとりましょう。